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群馬県太田市内ヶ島にある、天神山古墳。大田じゃなくて太田で大丈夫ですね…?
墳丘全長210メートルは、東国最大の古墳として有名。全国でも27位にランクインするそうです。
築造は5世紀中葉ころといわれます。安本美典氏は、これを応神朝に対朝鮮軍事将軍として活躍したという、荒田別の墓にあてています。ユニークで面白い説です(『巨大古墳の被葬者は誰か』)。
主体部は盗掘を受けて、棺材が後円部東南裾に転落している、と本に載ってたりするですが、現地で見回したかぎりでは確認できませんでした。畿内の天皇陵級の石棺と比べても遜色のない、長持形石棺らしいです。
上写真は近くの跨線橋から撮りました。冬枯れの時期に行くと、木々のなかに墳丘が透けて見えて形状がなんとなくわかります。

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下写真は女体山古墳。
天神山古墳の隣りにある、106メートルの帆立貝形墳です。
ところでわたくし、帆立貝形古墳と、造り出しのある円墳との違いがよくわからんのです…

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初出:「太田天神山古墳」『天の神庫も樹梯のままに。』http://blog.livedoor.jp/kusitama/archives/50824472.html